【プレスリリース】「#なにゆえ私が福祉職」キャンペーンが描き出す福祉職の未来
~ジェネレーター機能で共感の輪を広げる、新しい福祉のカタチ~
株式会社Blanket(所在地:東京都文京区、代表取締役 秋本可愛)は東京都から委託を受け、都が新たに設定した「福祉人材集中PR月間」にあわせて2024年11月1日から特設ページを開設し、「#なにゆえ私が福祉職」キャンペーンを開催しました。このキャンペーンでは福祉職の方々が自身の体験や魅力を自らの声で伝えることで、社会全体に福祉の価値を理解してもらうことを目指しました。キャンペーンサイトでインタビューを掲載し、オリジナルのジェネレーターを使った発信ではキャンペーン期間内に1,037件(12月3日時点)の画像が生成されました。
キャンペーン概要
【期間】2024年11月1日~11月30日
【目的】
福祉現場で働く職員の生の声を可視化することで、福祉の魅力を伝えるムーブメントを創出し、人材の確保・定着を図る
【キャンペーンサイトURL】
https://www.fukushijinzai.metro.tokyo.lg.jp/hello-essential-work/pr-gekkan/
プロジェクトの背景と概要
福祉職は、これからの日本社会を支える重要な役割を担っています。とりわけ介護職においては、少子高齢化により、人材の不足は年々深刻化しています。厚生労働省の報告によると、介護が必要な高齢者を支えるために必要な介護職員の数は2040年には272万人とされています。一方で、2年前の2022年の時点で全国の介護職員の実数は215万人です。このまま介護職員が増えなければ、57万人の不足が見込まれています。
さらに、福祉職に対する固定観念が、職業への関心を阻害している側面もあります。例えば、「やさしい人」「包容力がある人」だけが向いている職業という一方的なイメージや、収入面・キャリアの展望に対する不安が原因で、若年層を含む多くの人々が福祉職を敬遠している現状があります。また、進路を決める段階で、親や進路指導を担当する教育者が介護職への道を反対するケースも少なくありません。
こうした課題を解決するため、株式会社Blanketでは、東京都の委託事業として「#なにゆえ私が福祉職」キャンペーンを実施しました。このキャンペーンでは、以下の3つのアプローチを通じて福祉職の新たな魅力を発信しています。
1.ジェネレーター機能でのSNS投稿キャンペーン
ジェネレーター機能を通じて、参加者が「福祉職を選んだ理由」を可視化しました。生成された画像はSNSでシェアされ、これまで福祉に関わってこなかった層にもアプローチすることができました。また、福祉職従事者にとっても自身を振り返るエンパワメントの機会となりました。キャンペーン期間内に1,037件以上(2024年12月3日時点)が生成され、X(旧Twitter)のトレンド入りを果たすなど、SNS上でも大きな反響を呼びました。
2.共感を生むストーリー発信
福祉職に従事する人々が、なぜこの職業を選んだのかを取材形式で紹介。多様な背景や動機が、幅広い層に共感を生みました。
3.新しいキャリアの選択肢としての提案
福祉職の働き方や意義を、未経験者にも分かりやすく伝えることで、転職やキャリアチェンジを考える層にアプローチしました。
福祉職の魅力を可視化するジェネレーター機能
このキャンペーンの核となるのは、福祉職に携わる理由や背景を可視化するジェネレーター機能です。参加者は「なぜ福祉職を選んだのか」という問いに答え、その内容を画像化してSNSで共有することができます。
●多様なストーリーを共有:個々の想いを通じて、福祉職の多面性を発信。
●共感の輪を広げる:SNSでのシェアを通じて、福祉職の魅力が拡散。
●福祉職の現場を知るきっかけ:ポジティブな側面だけでなく、課題を含めた現場の声を伝える。
企業を巻き込んだムーブメント
本キャンペーンでは、企業にも積極的にご参画いただきました。福祉職に従事する方々だけでなく、福祉職と連携して働く企業や、現場を支えるサービス、製品を提供する企業、福祉職を応援したい企業にもご協力をいただき、共にキャンペーンを盛り上げることができました。