「採用も評価制度も、“らしさ”からつくる」人事コンサルティング:有限会社ダイケイ様
福井県坂井市で、地域に根ざした介護施設「笑楽日(わらび)」を運営する有限会社ダイケイ様。
10年以上にわたって地域の高齢者福祉に貢献してこられた一方、組織の成長に伴って“人”にまつわる課題が顕在化してきました。
「これまで人事制度や採用活動は、私ひとりでなんとかやってきたんです。でも、あるとき限界を感じました。」
そう話すのは、代表の大蔵さん。
ちょうどその頃、長く勤めていた管理職の方が退職されたことをきっかけに、「採用や制度をゼロから見直したい」とBlanketにご相談をいただきました。
スタッフみんなで“笑楽日らしさ”を見つけるところから
最初に取り組んだのは、「笑楽日らしさとは何か?」を明らかにするワークショップ。
利用者との関わり方、スタッフ同士の関係性、地域とのつながり——
これまで当たり前だと思っていたことの中に、他にはない魅力がたくさんあることに、大蔵さんご自身も改めて気づかれたそうです。
この“らしさ”を軸に、評価制度の項目や行動指針をスタッフとともに作成。
スタッフがどのような成長をすれば評価されるのか、どこを目指せばよいのかが見えるようになりました。
採用チーム結成で、「発信する」組織へ
採用についても、これまで代表ひとりで行っていた業務を、若手スタッフを中心としたチーム制に。
SNSを活用した情報発信や、採用ページのリニューアルなども進め、外部への“見せ方”を整えていきました。
「若いスタッフが主導して発信することで、応募者の層も変わってきた実感があります。」と大蔵さん。

離職率38%→10%未満へ。組織全体が“自走”し始めた
制度づくりと採用改革を進める中で、組織には大きな変化が起こり始めました。
特に目に見える成果となったのが「離職率の改善」。導入前は38%あった離職率が、現在では10%未満にまで下がっています。
「制度を整えるというより、スタッフと対話を重ねた結果として、みんなが“ここで働き続けたい”と思える空気ができたように思います。」

現場の声から、次の挑戦へ
現在も定期的な1on1ミーティングや、フィードバックの場を持ちながら、制度の運用とブラッシュアップを続けられています。
「Blanketと一緒に走った1年間で、“これからも挑戦し続けられる組織”への土台ができました。」
Blanketでは、組織ごとの「らしさ」や「想い」を大切にしながら、介護・福祉業界における人事のしくみづくりを伴走しています。