介護の人事辞典その2「採用コスト」
2024/08/30
KAIGO HR FARMのInstagramでご紹介している介護・福祉事業所の人事担当者に知ってもらいたい用語をご紹介する「介護の人事辞典」で取り上げた語句について、詳しく解説します!
第二回は、「採用コスト」です。
採用コストとは?
採用コストとは、その名の通り、採用活動にかかる全ての費用を指します。この費用には様々なものが含まれます。具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 求人広告費: 求人サイトや広告媒体への掲載費用
- 採用担当者の人件費: 面接や選考に関わるスタッフの時間と労力
- 紹介料: 人材紹介サービスを利用した場合の手数料
- 採用イベントの開催費用: 説明会や面接会場のレンタル費用など
これら全ての支出が採用コストとして計上されます。
介護業界の採用コストの現状
介護業界における採用コストは、事業規模や職種、雇用形態によって大きく異なります。たとえば、中途採用の場合、介護業界では平均で約32.6万円が1名の採用にかかるとされています。(※1)また、新卒採用に関しては、一般的に1人当たり45万円ほどのコストがかかるというデータもあります。(※2)
※1:株式会社マイナビ「新卒採用の予算について」
※2:株式会社マイナビ「中途採用状況調査2024年版」
これらの数値は業界全体の平均ですが、必ずしも全ての事業所に当てはまるわけではありません。そのため、自社の採用活動にかかる具体的なコストを確認することが重要です。
自社の採用コストを見直す
平均的な採用コストにとらわれすぎることなく、まずは自社の現状を把握しましょう。自社がどれくらいのコストをかけているのか、その結果、何名の採用に成功しているのかを確認することが大切です。
この分析を通じて、自社の採用コストが高すぎるのか、適正なのかを見極めましょう。例えば、ある特定の採用チャネルに多額の費用をかけているのに、十分な成果が得られていない場合、その部分のコスト削減を検討する必要があります。また、効果的な採用チャネルがある場合には、そこにリソースを集中させるのも一つの方法です。
採用コストの効率的な管理と最適化
効率的で効果的な採用活動を行うためには、採用コストの意識が欠かせません。画像では、採用試作ごとの費用の一例をご紹介していますが、どの部分にどれくらいのコストをかけているのか、その費用が実際に採用成果に繋がっているかを定期的にチェックしましょう。
採用コストの見直しは、単に費用を削減するためだけではなく、採用活動の質を向上させるための重要なステップです。コストを最適化することで、より良い人材を効率的に採用することが可能になります。
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