介護事業所・自治体と連携した小学生向け介護のお仕事体験「ナゾとき・カイゴ」(静岡県 介護のしごと体験事業)
□ 静岡県の介護事業所・自治体と一緒に、介護の仕事の魅力を発信
「静岡県介護のしごと体験事業」として、小学3〜4年生を対象に介護の仕事を楽しみながら学んでもらう体験プログラム「ナゾとき・カイゴ」。令和4年の初開催では、約250名の親子に参加をいただき、「介護のプロってかっこいい!」「子どもが介護の仕事に興味を持つきっかけとなった」と好評を博しました。
2年目の開催となった令和5年度は、静岡県内の自治体や介護事業所の皆様と連携し、介護事業所や市のプログラムとして開催!小学生のみなさんに、より身近な場所で介護の仕事を楽しく学んでもらいました。
□ 楽しみながら、介護を学ぼう!
参加者は新人探偵として、「ナゾとき・カイゴ」探偵団の一員になるために、「入団テスト」に挑戦。これからの高齢社会を支える「カイゴ・パワー」の謎を解くため、様々なミッションに挑戦をしながら、介護の仕事への理解を深めていきます。単に介護の仕事を紹介するだけでなく、謎解き体験を加えることで、子どもたちに楽しみながら参加してもらいます。
介護事業所での開催時には、施設見学や実際の介護器具を使った介護体験など、事業所開催ならではの取組を通して、介護の仕事の理解を深めてもらいました。
プログラムに参加した皆さんからは、「介護のプロの技術がすごかった」「思いやりの気持ちを大事にして、おじいちゃん・おばあちゃんのお手伝いをしたい」などの声が多く上がり、体験を通して介護の仕事への関心や、介護が必要な方をいたわる気持ちが高まったようでした。
□ 介護の仕事に関心を持つきっかけを広げる
令和5年度の「ナゾとき・カイゴ」では、開催を希望する介護事業所・自治体の皆さんが主体となって、準備・参加者募集・運営を実施してくださいました。「プログラムの準備・運営を通して、若手職員の良い学び・体験の機会になった」「地域の方との交流機会として、来年も自主開催したい」といった声もいただいております。
来年度以降も、静岡県内でより多くの介護事業所・自治体での開催ができるよう、マニュアルや実施ツールも準備中です。「ナゾとき・カイゴ」を通して、介護の仕事に関心を持つ子どもたちが増え、高齢化社会で活躍する人材輩出へとつながることを願っています。
令和5年度「ナゾとき・カイゴ」実施事業所・自治体
・社会福祉法人清承会 特別養護老人ホーム白扇閣
・社会福祉法人誠信会 富士楽寿園
・社会福祉法人天竜厚生会
・牧之原市(共催)
・御前崎市(共催)